グランドサークルは、アリゾナ州、ニューメキシコ州、コロラド州、ユタ州、ネバダ州の5州を跨ぐアメリカ最大の国立公園および国定公園(ナショナルモニュメント)の集積地。総面積は約330,000平方㌔メートル。東京を中心に浜松までを半径として円を書いた程度の大きさで、関東・東海・中部ならびに東北地方の一部ががすっぽり入ってしまうほどの広大さ。コロラドプラトーと呼ばれる、かつては海の底であったコロラド台地に20を越える国立公園・国定公園が点在し、行けども行けども驚愕の大自然が目白押し。

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(ザイオンの東の入り口近くにある, 巨大な碁盤の目状の岩。チェッカーボードメサ。)
 

そこに広がるのは、グランドキャニオンやモニュメントバレーなど、世界広しと言えども、ここでしか見ることの出来ない自然が作り出した芸術の数々。テレビや雑誌で見たことがある景色も、実物を目の当たりにすると全くの別物。肌を焼くような砂漠の太陽、赤土の匂い、渓谷を吹き抜ける風の音、恒久の時を肌身で感じながら眺める絶景は、そこに行った者だけしか味わうことの出来ない涙モノの感動体験。
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(夕焼けに包まれたモニュメントバレーのビュート)

私自身も、一人で、家族で、友人と一緒に。灼熱の太陽が振り注ぐ夏は勿論のこと、雪の降る時期など、幾度と無くこの地を訪れています。時にはキャンプ、時には車中泊、時には窓から絶景を一望できるホテル泊と、様々な楽しみ方をしていますが全く飽きることはありません。何度行っても、その度に新たな発見や感動があり、暫く行かないと禁断症状が出てきて、モニュメントバレーのビュートの間を走っている夢を見るほど。
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(スロットキャニオンと呼ばれる極めて幅の狭い渓谷に真上からレーザービームのように太陽光が差し込む。アンテロープキャニオンにて)
 

アウトドアや自然が好きな方であれば、瞬きをするのも惜しいような驚きの連続で、一生の思い出になること間違いなし。大自然が数千~数億年の時を掛けて作り出した岩の芸術品の宝庫グランドサークル。一生に一度は訪れてみたいものです。
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(グランドキャニオンで遭遇した巨大な角を持つエルク)
 

折角、アメリカに来て大自然廻りをするのであれば、レンタカーを借りて自ら運転するのがベスト。一度は走ってみたい地平線まで続く荒野のハイウェイ。気の向いた所で停まって写真を撮るも良し。途中でトラブルがあるかもしれませんが、それも旅の楽しみの一つ。ツアーでは得られない貴重な体験となることでしょう。
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(グランドサークルの全体像。中央右の十字がアメリカで唯一、4州が交わるフォーコーナー)

ガイドブックなどでは、10日以上掛けて回るのがお勧めとの記述を見かけますが、「そんなに長い休暇取れないなぁ」とか、「沢山あってどこに行けば良いか迷うなぁ」という方も多いと思います。ということで、今回はグランドサークルをレンタカーで効率的に回るためのアドバイスウを幾つか。その1では、シーズンとモデルコースの紹介。その2以降では、モデルコースで挙げる国立公園を個別に紹介をしていきます。
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(言わずと知れた、グランドキャニオン。サウスリムから遥か10マイル先のノースリムを望む)
 
1.グランドサークルのベストシーズン
グランドサークルは、海抜1,500m3,000mの高地にあるため昼夜の寒暖差がかなりあります。高地と言えども夏はかなり暑く日中の気温が40度を超え日も珍しくありません、一方、冬は降雪も多くチェーン規制が出される場合も多々あります。雪景色のグランドキャニオンやブライスキャニオンは目を見張るほどの美しさですが、アクセスが困難なのが難点。猛暑や雪での通行規制を気にせずにを快適に旅行を楽しむには、気候が穏やかで比較的天候も安定している5月~6月初旬、または10月頃がお勧め。日中の暑さも程々で、晴れの日も多いため、トレッキング等にも最適な季節です。
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(7月のアーチーズにて。なんと摂氏47度。直射日光下では肌が痛いほど。一方、湿気が無いため日陰は意外にも涼しい)

2.回るルート
見所が広大なエリアに点在するためルートは様々。よってルートを決めるに当たっては、優先順位をつける必要があります。個人的には、ナンバーワンは何といってもグランドキャニオン。世界遺産のグランドキャニオンの絶景を驚きと共に堪能することを一番に考えると、時計とは逆周りの西回りルートとなります。グランドキャニオンには南の入り口からアクセスし、ビジターセンター脇のマーサポイントへ直行。そこから絶景を思う存分楽しむのがベスト。一方、時計回りでペイジ経由で公園の西側からのアクセスとなると、マーサポイントへ着くまでのルート上に数多くのビューポイントがあるため、幾度と無く渓谷を眺めることになり、感動が薄らいでしまいます。
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ザイオンを皮切りに時計回りをされる方が多いようですが、ここでは敢えて逆周りをお勧めします。最後に一番の見所のグランドキャニオンを残しておきたいと言うのも一理あり。でもブライスキャニオンも負けず劣らず。ブライスが一番印象に残ったという方も多くいますよ。

この機会にグランドキャニオン渓谷内で泊まってみたいという方は、是非こちらを読んでみてください。
http://nick-d.blog.jp/archives/14336614.html


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(ブライスキャニオン。高いところでは標高2,700m超。冬は雪に覆われる)

3.最後にモデルコースを一案
ラスベガスを基点として、一週間程度で人気の高い国立公園や国定公園を一筆書きで回るコースを作ってみました。これをベースとして旅行の日数や興味に合わせて、訪問場所を追加したり、削ったりして最終日程を立てる参考にしてください。それぞれの国立公園については、その2、その3で紹介していきます。
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(ラスベガス発で最短、5泊6日で主な見所を網羅)

様々な大迫力の景色を見た後にザイオンに行くと、ちょっとガッカリという声を時々耳にします。確かにザイオンは、グランドサークルの他の国立公園と比べるとインパクトに欠けるのは事実。それと言うのも、ザイオンの楽しみ方は、ナローズで川の中を腰まで水に浸かってトレッキングをしたり、エンジェルズランディングの鎖場を恐怖をこらえて登ったりと言ったアクティビティ。私自身はとても好きなところですが、見るだけだと少し物足りないのも頷ける気がします。家族連れで川歩きや、鎖場はチョット・・・と言う方は、ザイオンを省くと言う選択肢もありかと思います。
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(エンジェルズランディングへは、この断崖絶壁の尾根道を行く)

グランドサークル1週間の旅、初日のラスベガスからフーバーダム経由でグランドキャニオンは
こちらをクリック

グランドサークルからは少し外れますが、フェニックスを出発点として、パワースポットとして人気のあるセドナを含むルートがこちら。「ここまで来たら、セドナには絶対行きたい!」という方は、こちらを参考にして下さい。
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それでは、Have a wonderful trip !

By Nick D